私が最近良くやっている腕浮揚誘導はエリクソンのアプローチですが、それ以外の現代催眠風の掛け方は別にエリクソン催眠ではない可能性があるというお話。

 

私はエリクソンを本でしか知らなく、彼の逸話や臨床記録から恐らくこうやって催眠誘導をしていたのだろうという仮説から再現しています。

本を読んだ後に「より効果的な方法があるのでは?」と思って実践していたら、新しく読んだエリクソン関係の本に既にその方法が載っていたなんてことは多々あることです。

 

マジシャンあるあるの「オリジナルだと思ったら100年位前に既に発表された手順とそっくりだった」と似たような事が催眠術でも起きているということです。

 

私のやっている催眠術は割りと珍しいみたいで、日本で同じことをやっている人がほぼ居ないという話を聞きました。エリクソンの腕浮揚誘導を古典的アプローチによる擬似的な再現ではなく、エリクソニアン・アプローチでやっている人はあまり居ないようです。

 

これはもしかして、私の催眠術はナンバーワンではなくてオンリーワン…

日本最巧クラスを自称してもよいのでは?

なんてことを、思っ…てはいません(^ρ^)

 

というのも私はマジックもそうですが、催眠術に関しても、どこかのコミュニティに属しているわけでもありませんし、独学で研究して覚えたので、あまり周囲の影響を受けていないという背景があります。

つまりですね…今まで比較対象が全く居ない状況でやっていたので、自分の技術がどの程度なのか、やり方が普通なのかそうではないのかを全く知らずにやってきたというわけです。

 

知人で催眠術をやる人は、ショー催眠がほとんどなので、そもそもエリクソン催眠のような掛け方をあまり必要としていません。

一応エリクソン催眠、新催眠の要素を入れることで誘導率が上がったりはしますが、それでも古典的アプローチをベースにしたほうがショー催眠は効率が良いので、必要性が少ないのです。

 

速度に関しては知人の方が秀で、誘導率は私のほうが高いですし、純粋に能力として比べることが出来ないのも自分の立ち位置を分からなくさせている要因です。

 

ちなみに、私もショー催眠もやりますが、それは新催眠の手法でどこまで古典的アプローチの現象を起こせるかという実験の場という考え方が強くあります。

そもそも催眠術は、その手法を取り入れることによるメンタル・エフェクト(マジックのような現象)の発展を目的として覚え始めたので、催眠術が特別にやりたいから始めたというわけでもありません。

そういうこともあり日常会話により近く、自然で尚且つ効果が高い新催眠の方を選択していったのは自然な流れだと思います。

 

で、色々試してエリクソンの手法を取り入れ、更にそこから独自に発展させたつもりでいたら、ますますエリクソン・アプローチにに寄っていってしまったというわけです。

 

別に私自身が特別エリクソン催眠をやりたい!と思って始めたのではなく、気がついたらエリクソン催眠になっていたので、実は自分がやっているのは「エリクソン催眠」ではな別の何かかもしれないというお話でした。