月ノ風氏が書くと思った人は少なからずいたと思いますが、既に見終わったので私が先に書いてしまおうかなと…(゚∀゚)

 

先に言っておきますが、これは内容的に色々な人がレビューをすべきだと私は思っています。

その人の持ってるキャラだとか、スキル、スタイルに合う合わないってのが結構関わってきますし、特にスキルに関しては幾つかは人によっては「無理っ!」となるのがあります。

 

あと、全体を通してざっくりとした雑な感想なので、細かいのは全て月ノ風氏に投げてしまおうと思って気楽に書いていますよ!

 

マックス・メイビンによるKAYFABE。

 

読み方はケーフェイ。

一部ショップでは『ケイフェイブ』なんて表記がされていますが、字幕では「ケーフェイ」でした。

発音的にもケーフェイ、ケイフェイ、ケッフェイの方が近いですね。

 

ウィキペディアにもある単語ですし、某ショップとかはもう少し調べてから商品名書けば良いのにな…と思ったり思わなかったり。

ケーフェイ(ウィキペディアのリンク)

 

プロレス用語のようで、「秘密」とか「業界の秘密」を表す隠語だとか。

マックス・メイビンはプロレスが好きみたいです。

プロレスとメンタリズムは似ているとも言っています。

虚構だけど、その中に本当があるかもしれない、って部分が似てるとか。

 

内容に関しては、私としては結構満足度が高めでした。

新規性で言うと、とある技術を1つ知らなかったのですが、それ以外はほぼ既存技法の組み合わせや、古典の改案です。技法に関しては既に出来るものばかりでしたし、多人数向け以外の現象は早速知人などを相手に試しています。

 

ディスクは全部で4枚ありますが、現象の解説は1〜3までで、ディスク4に関してはマックス・メイビンの語りとドキュメンタリー、それにインタビュー、ある現象の実演で解説はありません。

 

大雑把に言うと、ディスク1は、ステージ向けの現象の解説です。

カードマジックは1つだけで、他はすべて画用紙や封筒、メモなどを使ったものがメインでした。

 

ルーク・ジャーメイのコネクテドのような古典ネタ(ビレット系)の簡易版…というよりは軽量版という感じです。ジャーメイズ・マインドの第1巻と近い感じで、対多人数向けという印象があります。

1つは確実にクロースアップではやれません。

 

ディスク2と3はカードでやる現象についてでした。

ダイ・バーノンのOut of sight, out of mindをベースにした現象が幾つかあり、特にOut of mineという現象はアウト・オブ・サイト・アウト・オブ・マインドを軽量化し、原案のネックである冗長さをうまく消しています。

既に試していますが、反応は上々ですね。

 

Roundabout に関しては、今回私が初めて知った技術が使われていました。スライハンドではなく、原理系に分類される技術です。

演者負担は結構高めですが、たしかにこんなことが出来たら不思議ですわ…

記憶術とは違ったり系統ですが若干近いものがあり、ある意味超人的とも言えます。

(訓練したら出来るのだと思いますが…)

 

ディスク2とディスク3を通して気になったことは、人によっては全く出来ない可能性があるということです。

というのも、解説で「クラシック・フォースだ」とか「スプレッド・フォースをする」みたいなことをサラッと言います。

(ディスク1でも「サイコロジカル・フォースで選ばせる」とか言ってる所がありますが、そちらはちゃんと選ばれなかったパターンの解説があります)

どちらもやり方の解説はされているものの、人によってはかなり苦手だと思うはずです。

 

なお、スプレッド・フォースと言っていますが、見た目的にはファン・フォースと呼ばれるものにかなり近いです。

原理のルーツ的にテーブル上でやるスプレッド・フォースが元になっているので、そのままスプレッド・フォースと呼んでいるのかも知れません。(単に私が分けて呼んでいるだけかも?)

 

マックス・メイビンが、解説中にクラシック・フォースの上達するコツを語っていましたが…

それは、あえて失敗できない状況で使い続けること、だそうです(゚∀゚)

 

失敗できない緊張感が上達に繋がるとか云々…

この辺も、「出来る人の理屈」と感じる人がいそうですね。

 

あ、ちなみに、私のクラシック・フォースのやり方は、マックス・メイビンと同じセットで(理由も同じ)、動きはポール・ダニエルズっぽい感じだということがわかりましたヽ(=´▽`=)ノ

 

 

そしてですね?この人「私は99%失敗しない」とか言いはじめて、アウトを用意してないケースがあるんですよ…

 

今まで私のマックス・メイビンに対するイメージは、「地に足の着いた現象を起こす人」とういものでした。

マルチプリシティ等で、マルティプルアウトや、マジシャンズ・チョイス、エキボックの解説を良くしていたため、ちゃんとアウトを用意してやる人だと思っていたわけです。

 

ところが、今回のKAYFABEを見たら印象が変わりました。

この人かなりギャンブラーです。

ルーク・ジャーメイの方がよほど安全な事やっていると思えるほどに…

 

まぁ、本人は「今では失敗しない」と言っているので、周りの人が思うほどリスキーでは無いのかも知れませんが…

この辺をかなり気にする人はいるはずです。

 

もちろん、ちゃんとした原理を元に、失敗が出にくい形で作られている現象の方が多いのですが、それでも多かれ少なかれリスクを取る場面があります。

 

 

恐らく、これらが出来ない人は、ディスク1と、アウト・オブ・サイト・アウト・オブ・マインドの改案らへんくらいしか参考にならないかもしれません。

 

途中で、「説明の出来ないトリック」についても解説をしていますが、これもかなり好みが分かれそうです。

 

少なくとも、初心者にはオススメできない内容でした。

演出上の工夫がかなり必要で、それなりに場数も必要なメンタル分野に手を出す初心者はあまりいないと思いますがね…

 

最後に、マックス・メイビンの言葉で特に印象的だったのを載せます。

20世紀のマジシャンは凄いことをしたんだ。わずか100年の間に、本来深いものをつまらなくしてしまったのだ。

インタビューやドキュメンタリーで出てきた言葉です。

 

全体を通してマックス・メイビンの思考がどうなっているかを垣間見ることが出来たのは非常に良かったですし、上の言葉が全てを表している気がしました。

 

人によっては拒絶感を覚えるかもしれませんが、そういう人はそもそもメンタル系の今回のようなレクチャーを買わない気がするので、特に問題はありませんね!

 

簡単なレビューというか、感想になりましたが、このへんで終わります。

もっと細かく噛み砕いたレビューは、最初に書いたとおり、月ノ風氏におまかせしたいと思います(ぉぃ)

 

私自身はたまたまクラシック・フォースもスプレッド・フォースも出来る人だったので、得るものはかなり多かったですが、他の人がどう思っているのか気になる所です。

 

 

 

(JEAN)